皆さん、こんにちわ。
いつもの赤城山・覚満淵へと行って参りました。
素晴らしい条件に恵まれて非常に幸運でした。
さて、私はよく教室の生徒さんにも「撮影現場で試行錯誤しましょう。」と指導します。
ではどのように試行錯誤するのかといいますと・・・。
まず、やはり一番最初は最も自分の好みで一番良い条件の撮影をします。
表示されている写真は左から時系列に並んでいますが・・・一番左の写真が私の中でこの時ベストだと思える霧の深さ、構図で切り取っています。
そこから、もっと広く撮ってみてはどうなるかな?
さらにもっと広く湖岸のラインを最も長く表現するのはどうかな?
と、どんどん撮り進めていきます。
実際には霧がもっと深いと二枚目の時点で主題となる木が見えなくなる時もあります。
霧がもっと浅いと三枚目の写真では上に空が明るく入ってきてしまいます。
そんな風にしてその時の自然の条件によって試行錯誤の方向性は変わりますし時間によっても変化していきます。
だからこそ、なるべく良いなと感じる撮影現場には何度も通いますし、どんなに条件が悪くてもどうにかならないかなと試行錯誤の練習をし続けます。
この試行錯誤や練習が「あぁ、今日は今までで一番条件が良い。こんな瞬間に出会えて幸せだ。」という一瞬に活きてくるのです。
ちなみに四枚目がふと思い撮影した現場写真です。
木道に沿って歩いて、主題の木がどの角度から見たらどう見えるのか、現在の霧の深さではどこまで近づくのが良いか、どこまで離れる事が出来るか、等考えながらウロウロしています。
そして五枚目の写真はそれから20分後くらいの現場写真です。
かなり日の出の時間に近づきブルーモーメントの時間が終わりかけています。
私は、ホワイトバランス「太陽光」で撮影した際に青く写る時間帯をブルーモーメントと捉えていますが、これがまた意外と短く・・・真っ暗な状況からブルーモーメントの終了時間までは1時間~30分くらいしかないと思います。
このように限られた時間に少しでも良い条件で少しでも良い構図で少しでも良い一枚を捉えたい。
だからこそ、どのような場所でもどのような条件でも常に試行錯誤をし慣れておく事が重要なのだと思います。
っと、つらつらと書いてしまい駄文長文失礼致しました(汗)
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