伊豆ベロドロームにて

皆様、ご無沙汰しております。

さて今回は7月7日(土)に伊豆ベロドロームにて開催されました「ジャパントラックカップ」という自転車競技大会の撮影記となります。

 

と言いますのも、ずっとご一緒したいと願っていたMY心の師匠 氏原 正智さんが「あ、明日俺伊豆ベロドロームで撮影しますよ。」なんてぺろっと漏らして下さいまして。これはもう行くっきゃない!という訳で行ってまいりました。

 

氏原さんは今年度の東京カメラ部10選に選出された方で、その流し撮り写真は”まるで被写体の魂を具現化させたかのような圧倒的存在感を放つ1枚”なのです。

 

そんな氏原さんの横で緊張してなのか単に下手なのか・・・1000枚くらいはブレブレ写真を連発。何が原因なのかを必死に探りながらの試行錯誤。ようやく少しは見られるかなというまぐれショットが冒頭の3枚になります(汗)

いやぁ、それにしても流し撮りの難しいこと。密かにもう少しまともに撮れるのかなと考えていた自分にピンボケ写真の数々が覆いかぶさってきて溺れるかと思いました。ピント確認と削除する作業だけでも筋肉痛ですとも(泣)

 

そんな私の横でスイスイと素晴らしいショットをカメラに収める氏原さん。まさに神キタコレ。

「どうしてそれで画面の中に会場がそう収まって、さらにその位置に競技者を配置しつつもそのナイスなブレ具合(動感表現として)で1枚に収まるの!?」

東京カメラ部2018写真展のトークショーでは「素振りを一日500回はしないと」なんて笑って仰ってましたが・・・むしろ控えめに仰っていたのかもしれません。

 

さらに横で「ううーん」だの「だめだぁ」だの唸っている私に惜しげもなくアドバイスをくださり時には自身の撮影データや数値なども教えて下さったり。なんて優しい方なんでしょう(涙)。

それにしても流し撮り、難しいですが・・・・・・実に楽しい。

ずっと自分の得意分野だけを貫いて撮影し続けてきた私にとって「全くの新しい世界」に触れられることも楽しかったですし「もう少しこの感じでここにピントが合ってさえいれば・・・。」という悔しさと次の1枚への期待感もありました。これはもう体験してみないと本当に分からない楽しさでした。

 

また8月には氏原さんの息子さんが走るかもしれないそうなので・・・もっともっと練習して「自分なりの1枚」が撮れるように頑張りたいと思います。

 

氏原さんは定期的に流し撮りの撮影会や車やバイクの依頼撮影なども行っているそうなのでご興味ある方はぜひ♪