合唱

調整前

焼き込み覆い焼き処理

調整後


皆さん、こんばんわ^^

 

今日は先日観させて頂いた「あい混声合唱団」さんの公開練習の感想を少し。

音楽として偉そうに評論するような才能は勿論ありませんが・・・合唱も写真もこだわる所は一緒なのだなぁと思い、ドキドキしながら観させて頂きました。

 

私自身も写真展示の合間をぬっての事だったので途中からの一部分しか観られなかったのですが・・・とにかく一番に感じたのは一音一音への「こだわりの強さ・繊細さ」でした。

 

作曲家であり指揮者でもある相澤直人先生の指導は、ただどんな感情で歌えば良いというものではなく、端で聞いていると「いまものすごく怒られた部分はそんなに変だったかなぁ?」と聞いている方はほとんど気づかない程の繊細さで・・・まさに一音一音を丁寧に説明し、何度でも良くなるまで繰り返し指導なさっていました。


そして、「指揮者はすべての音を聞いている。」とどこかで聞いて自分にはいつも信じられなかったのですが・・・本当に50数名いる全員の声が聞こえているのですね。

沢山いるから誰か一人多少気を抜いたりズレたりしても分からないものかと思っていましたが、相澤先生はビシバシと一人一人に焦点をあてて指導されていました。

 

それはつまり、メンバー総ての方に一個の楽器としての存在理由があり、非常に厳しい要求を理解し即座に対応していくだけの力が必要なのだと思います。

たぶん相手の力量を信じていなければあんな風には言えないのだろうなぁ。

 

それらは傍から見ると「厳しさ」にも見えましたが、きっと「あい混声合唱団」の人達にとっては厳しさでも何でもなく・・・歓びですらあり得るのかなぁとも感じました。


写真にも全く同じことが言えると思います。

 

大事なのは「自分自身でどこまで自分のベストが引き出せるのか。」という事。

何時間かかろうと、何万枚撮ろうと、何百回試行錯誤を繰り返そうと・・・もっと良くなるかもしれない、もっと素晴らしくなるかもしれない、そう信じて一枚一枚にこだわりを込めていく事。

 

そのこだわりは誰にも気づかれないかもしれない。その試行錯誤は無駄に終わるかもしれない。

それでもひたすらに自分自身を信じて積み重ねていく。

 

それらの本当に小さな小さなこだわりの一つ一つが幾千幾万と積み重なった時・・・「神は細部に宿る」のではないかなと思います。